地元に戻って看護師が転職するメリット

都市部で働いている看護師のUターン転職やIターン転職が目立つようになってきました。住み慣れていた地元に戻って、転職したいと考えている看護師が多いのは確かで、生活しやすさを優先したい人は、地元に戻りたいという気持ちが生まれるのでしょう。
しかし、仕事の上でも、同じ地域で別の職場を探すのに比べてメリットがあります。地元がどの地域かにもよりますが、都市部から地方への転職となる場合には、給与が上がることが多いのがメリットです。同じ程度の勤務時間や業務内容でも地域によって給与水準に差があり、看護師が不足している地方の施設ほど、高めになっています。
また、現場では、看護師の数が不足気味で忙しいこともありますが、キャリアを生かして責任のある仕事に従事できるのが魅力です。今までベテランに囲まれていて下働きのような仕事しかできていなかった人が地元の病院に転職すると、途端に活躍できる場面が増えて、モチベーションが上がることも珍しくありません。地域によっては、学生が少なく、教育の負担が少なめで働きやすい場合もあるようです。
クリニックへの転職の場合にも、人材不足で転職先を見つけやすいことが多く、都市部のように夜間や土日の診療を行っているクリニックは少ないので、安定した勤務時間を確保しやすいのもメリットでしょう。
キャリアがある看護師なら、即採用になれるほど看護師が不足していることもあります。転職に悩んでいるときには、メリットを考慮して、UターンやIターンも候補にするといいでしょう。